ロバート・バーゲルマン

メモリ企業時代のインテルの強みは、
歩留りを改善するためのプロセス技術や製造技術だった。
ところが、投資が巨額になるにつれて、
強みは、ニコンのような製造装置メーカーへと移って行った。

装置メーカーへのパワーシフトが起こってしまった。
装置を購入して、ノウハウを獲得した
日本の半導体メーカーなどが台頭することになる。
インテルは、メモリからの撤退を余儀なくされた。

幸い、インテルはマイクロプロセッサへの
資源シフトに成功した。
これを実現したのは、経営陣ではなくて、
ファイナンス部門だった。
彼らのルール「ウエハー1枚あたりの収益性を最大化する」
これにより、より採算性の高い製品に
製造能力を割り当てたからシフトに成功した。

インテルは半導体部品を提供する会社から、
パソコンの覇権を握る会社にまでと躍進した。

自社の強みを分析しておかんといけませんなと痛感した
オンジンオイル、OEMの櫻製油所でした。